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コード規約違反を事前に防ぐ
皆様お久しぶりです。
シニアプログラマの小田です。
今回は番外編としてコード規約についてお話致します。
皆さんはコード規約を決めてそれを守れていますか?そもそもコード規約を決めていますか?
この記事を読んだエンジニアが、明日からコード規約を入れようというきっかけになれば幸いです。
概要
以前に島鼻からコーディングルールについての話がありましたが、
それをもう少しプログラマっぽくPCを使って対処したいと思います。
準備
今回は、PHP Coding Standards Fixerをインストールするだけで完了します。
インストール手順ですが、Macで実行した場合で記載しております。
それ以外は上記リンクより公式を参照してください。
$ curl http://get.sensiolabs.org/php-cs-fixer.phar -o php-cs-fixer
$ sudo chmod a+x php-cs-fixer
$ sudo mv php-cs-fixer /usr/local/bin/php-cs-fixer
上記コマンド3行だけでインストール終わりです。
実行はコマンドを呼び出すだけなのですが、いくつかオプションがあり、
これが一番のポイントです。一番使うものを記載致します。
- –fixers
- コード規約のポリシーを設定します。後述の–dry-runを使わずに実行すると、直接ファイルをポリシーに合わせて変更してくれます。
- –diff
- 差分を表示してくれます。規約違反箇所が目に見えてわかるため、間違えている箇所を把握するのに使えます。
- –dry-run
- –fixersで指定したコード規約をテストしたい!というときに、実行テストすることができます。実際にファイルは編集されないので、–diffと合わせて使うことが多いです。
実行
では、早速実行してみましょう。
$ php-cs-fixer fix --dry-run --diff --fixers=[オプション] [チェックするフォルダorファイルのパス]
こんな感じでOKです。
これを使ってどういうことができるかと言うと、
- Gitフック or svnフックに、このコマンドを組み込む
- コミットするとき違反しているものがあればコミットできない
- コミット前から規約違反を検知できる
- Jenkinsでチェックする
- 上がってしまっているコードに対して検証を行う
- 結果はチャットやIRCで報告させる
上記内容が出てくるかと思います。
どうしてここまでしてコード規約を守らせるかというと、
コードの可読性が全然違うからです。
- コードの可読性が良くなれば、不具合を見つけやすくなります
- 不具合をすぐに修正できれば、もっと面白いゲームの機能を実装する時間に割り当てられます
- もっと面白いゲームの機能を実装する事ができれば、お客様に遊んで頂けます
- お客様に遊んで頂ければ、売上が伸びます
- 売上が伸びれば、色んな事ができます
終盤は強引な面もありますが、不具合を見つけられなくて徹夜、なんてことがプログラマあるあるですが、そういうことを改善する方法として、コード規約を守らせてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?コード規約というところだけでも重要性を知っている人からすれば、朝飯前のことだと思います。そうでない人は、すぐに導入することをおすすめします。想像してみてください。グチャグチャな書き方のソースコードを。
かといって、人間なのでミスは起こりえます。
なので、目の前のPCを使って事前に防ぐことができるようになりましょう。
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